2011年08月30日

フルーツカクテル 梨

今年も梨の季節がやって来ました。

ハウスものはもう少し早くから出回ってますが、旬はこれからです。


品種もいろいろあり、当店でカクテルに使用するのは
『豊水』
『南水』
の2種です。

豊水はが出回る前に「幸水」という品種が出ますが、水分量が少なめなのであまりカクテル向けでは無いと考え当店では使用しません。
「二十世紀」も同じ理由で使用しません。
(生食する方が美味しい様に思います)

今の時期の豊水は徳島産が多いのですが、今回仕入れたのは地元の和歌山産でした。
ちょっと珍しいです。



日本の果物らしくあっさりとした上品な味わいの果物なので、本来の味を生かす様にシンプルに仕上げます。

ボストンシェーカーに入れ、潰してショートカクテルにするもよし。
ミキサーで軽いフローズンも美味しいです。

贅沢に絞った梨ジュースとシャンパーニュのカクテルも美味です。


例えばもっとシンプルに。
皮を剥きカットした梨を食べながら、シャンパーニュやお好きなスピリッツをオンザロックなので飲む。
なんて飲み方は洒落てますね。



そろそろ果物の秋です。
果物は旬のうちに…




  


Posted by THE BARMAN at 17:53Comments(0)フルーツ

2011年08月24日

『紳士淑女だけ…』

玄関の扉の右手にちょっとしたショーケースがあります。
(ちなみに玄関の扉はアンティークです)

このスペースはあまり気付いてない方も多いようですが、少し面白いことを書いたものを貼っています。



『Ladies and Gentleman Only』

紳士淑女だけ



「紳士淑女でない方は御入店出来ません」
などと言う高飛車な意味(笑)ではありません。

他のお客様にご迷惑をかけないのであれば、普段のスタイルで呑みに来られてもなんら問題はありません。



ただ、お酒は嗜好品。


酒屋やスーパーでお酒を買い家で呑めば予算的にもそれほどかかりません。
それなのに何故BARに行くのでしょうか?


非現実感


普段では得られない雰囲気で、お酒を楽しみたいからでは無いでしょうか?

そうであれば、BARのドアを開けた瞬間からほんの少し背筋を伸ばし、普段飲まない様なお酒にも挑戦してみる…

そんな飲み方の出来る方は素敵だと思います☆



注)重い意味でなく、軽いジョークの様な言葉と捉えていただければ嬉しいです。




  


Posted by THE BARMAN at 18:09Comments(2)その他

2011年08月20日

☆史上最強☆

史上最強のお酒です。


何が最強かといいますと、「煙りっぽさ」です。


スコッチウイスキー、シングルモルトの世界では燻された原料を使う所があります。
故に煙りっぽい(スモーキー)シングルモルトが存在します。


これはその最上級版。


OCTOMORE/オクトモア


/3_152
とありますのは、3回目のリリースで152ppm(スモーキーさを表す数値)の煙りっぽさということです。

どれだけ凄いかといいますと。
従来あるスモーキーなシングルモルトの非常に強いものからすると、数値上で約4〜5倍も強いということになります。

飲まれたことのない方には分かりづらいですが、簡単にいうと香りは焚き火の煙を一手に浴びている感じです。


それでも分かりづらいですね(苦笑)。

百聞は一見に如かず
ならぬ、
百聞は一吞に如かず

飲まれてみると、よく分かります(^^)。



  

Posted by THE BARMAN at 18:51Comments(0)お酒

2011年08月18日

沖縄 波照間島の黒糖シロップ

人が住んでいる島で日本最南端にある島が、沖縄八重山諸島にある波照間島です。

昔に一度訪れたことがありましたが、ほんとになんにも無い砂糖キビ畑が広がる南国の島でした。
人口も600人にも満たない小さな島で、簡単に自転車で島を一周出来てしまいます。

産業はさとうきび作りと製糖。

そんな日本最南端の島の砂糖を手に入れました。
(販売は大阪の業者でした)



カクテルに使用するシロップはいつも手作りで2種類用意してありますが、茶色の方のシロップはいつもきび砂糖から作ります。

そのシロップを今回はちょっといい値段のした波照間の黒糖で作ることにしました。


まず…
開封した瞬間に香る黒糖の濃い香りに驚きました。
今まで使っていたきび砂糖とは雲泥の差(これが値段の差なのか?)。
そして色も濃い。

それをミネラルウォーターと共に火にかけ溶かしていきます。

出来上がったものを冷ました後瓶に入れますが、鍋にシロップが残っているので味をみてみました。
!!!
ビックリするくらい美味しい!
どれだけでも舐めれそうな、濃くがあるのにあっさりした味わい…
今までのは何だったんだΣ(゚д゚lll)


このシロップはカクテルの「モヒート」や「カイピリーニャ」などに使用します。

ダイキリに使用しても濃くのある美味しい仕上がりになりそうです。

トムコリンズやジンフィズでもありかもしれませんね。


今回作れたのは約370ml。

無くならないうちに是非…






  


Posted by THE BARMAN at 17:59Comments(0)その他

2011年08月17日

旬のフルーツカクテル

まだまだ暑い日が続きますが、暦の上ではそろそろ秋です。


秋の果物といえばたくさんありますが、代表する中にブドウがあります。

色々な種類がありますが、あの甘さの中にある爽やかな酸味がブドウの美味しさを決定づけていると言えるでしょう。


今日ご紹介するのは…

「巨峰」

では無く

「ピオーネ(Pione)」です。


静岡県が発祥で、巨峰にカノンホールマスカットと呼ばれるものを交配し1973年に命名、名称登録されました。

成熟期は8月下旬〜9月中旬。
(最近はハウス物もあるので、少し早くなってきています)

「果粒はきわめて大きく、果肉は巨峰よりしまり、甘みも強く食味は良好。」

私個人の感想では、巨峰の方が甘みが強く、ピオーネは上品な甘さのような気がします。


さて、これをカクテルにする訳ですが、色々なカクテルが作れます。

例えば飲みやすいカクテルにするなら、ウォッカをベースに皮を剥いた果肉とで軽いフローズンカクテルが美味しいです。

お酒を感じるカクテルがお好きなら、皮付きの実を潰し、そこにウォッカやジンなどを入れシェイクしてショートカクテルのスタイルも美味です。

もう少しオシャレに飲むなら、ブドウが原料のグレープブランデー(コニャックやアルマニャック)と合わし、大人味のカクテルも洒落ています。
グラッパ(ワインを作るためにブドウを絞った粕から作るブランデー)などでカクテルにするのも一興です。

あとはシャンパーニュ(スパークリングワイン)と合わし、「ティッツィアーノ」と呼ばれるカクテルにしても宜しいかと思います。
ブドウが原料のお酒ですので、ピオーネに合わない訳がありません。


巨峰もそれ程味は変わりませんので、同じように作ります。

これから和歌山産の巨峰もたくさん出てくるので、店で使うことも多くなるでしょう。


この時期にしか飲めない旬を感じるカクテルです。
是非ご賞味下さい…




  


Posted by THE BARMAN at 18:08Comments(0)フルーツ

2011年08月16日

トイレ

トイレというものは、飲食店において重要な場所のように思います。

店の設計段階で設計をしてくれる方にお願いしたのは、「女性の方が窮屈なくお化粧直しができるように、大きいスペースをとって下さい」でした。

その結果店の規模からすると、大きめのトイレスペースを作って頂けました。


さてそのトイレです。
ドアは流石にアンティークでは無いのですが、イギリスのものです。
ドアノブ、鍵もイギリスのもの。

中に入って洗面台があります。
これもイギリス製。
蛇口もそうです。

その正面にある鏡。
これはイギリスのアンティークです。

そして足元。
大きいタイルが敷いてありますが、これは「テラコッタ」と呼ばれるものです。
これもイギリス製だったと記憶しています。

奥に見えるレンガは、前回ご紹介させてもらったアンティークレンガと同じものです。


という感じで、イギリスづくしのトイレですが、メインの便器はイギリスでは無いんですよね〜。
まぁ、壊れた時のメンテを考えて、TOTOにしたということにしておきましょう(苦笑)






  

Posted by THE BARMAN at 18:24Comments(3)アンティーク

2011年08月14日

お気に入りの場所




店の中で私の一番のお気に入りの場所があります。

店に入って左手前の唯一ハイテーブルのある場所です(他は全て通常のテーブルの高さです、カウンターもローカウンター)。

レンガの壁をバックにバスペールエールのパブミラー。(画像1枚目)
椅子はもちろんアンティークです。

お気に入りのポイントは、一番奥に座ると店が全て見渡せるんです☆(画像2枚目)

あと、気づかない方も多いですがこのパブミラー、実はアンティークなんです。

更にいうと、バスペールエールの灰皿、これもなんとアンティーク。(画像3枚目)

更に更にいうと…
壁のレンガまでもアンティークなんです!!(高かった…(笑))


ご来店頂いた際には、是非この特等席にお座り下さい。。。
  


Posted by THE BARMAN at 18:04Comments(0)アンティーク

2011年08月13日

猫足の椅子

本日はアンティークの家具です。


今店には4種類の椅子がありますが、その中でも1番のお気に入り☆をご紹介します。

クィーンアンと呼ばれる椅子で、特徴はと言いますと「足」です。

このなんとも言えない愛らしさの“猫足”です。
しかも、華奢な上に補強が入っていないので非常に繊細な椅子です。

座面の生地の色もイギリスっぽい緑でいいですね。


アンティークの椅子といっても別段普通の椅子と代わりは無いですが、少しだけ注意して頂きたいのが、「椅子の扱い」です。

古いものになると100年以上も前の物もあるアンティークの家具。
今の現行の新しい家具とは少し違い、丁寧に扱って頂きたいです。

といっても、それほど難しいことはありません。

例えば…
背もたれに背中をもたれさせ、後ろに体重をかけて後ろ足2本に荷重をかけるような座り方。

椅子を引く時、ギギギィーと音をたてながら引いてしまう。
(本来は椅子を持ち上げ、手前に引くと良いらしいです)

などの扱い方を避けて使って頂ければよいだけです。


これはアンティークの椅子に限らず、今の新しい椅子にも言えることです。
日本人は欧米人と違い椅子の文化に馴れ親しんでいませんので致し方ないことではありますが、少しでもそういった気持ちを持ってアンティークの家具に接して頂ければ幸いです。

お爺ちゃんお婆ちゃんに優しくする様に…(^-^)







  


Posted by THE BARMAN at 18:13Comments(0)アンティーク

2011年08月12日

ガーゴイル達

前回に引き続き、今回もガーゴイルです(笑)。

1枚目
猫みたいに可愛い?感じのガーゴイル。

2枚目
ベロを出してるのがチャーミング??
眉毛の所が黒くなっているのは購入時からでは無く、ローソクのススによるもので偶然にも眉毛のようになりました(笑)。

3枚目
少し人間のような、羽根があるので天使のようなガーゴイル。


ちなみこの3つは全てキャンドル立てに出来ています。
涼しくなって来たら(夏場は暑いので)、キャンドルに火を灯すこともあります。

前にキャンドルとオイルランプだけの光で営業をしようと考えたことがあったのですが、お酒を作る手元が余りにも暗過ぎて断念しました。
今度機会があれば、また挑戦したいと考えています。





  


Posted by THE BARMAN at 18:31Comments(0)ガーゴイル

2011年08月10日

店のマスコット?



今日はお店のマスコット?を紹介します。

ガーゴイルと言われる、いわゆる守り神です。
日本でいうと鬼瓦や神社のこま犬、沖縄のシーサーなどがそれにあたると思います。
風雨に耐え、暑い夏でも寒い冬でも文句も言わず店を守ってくれています(笑)。

お客様からは
「猿?」
「カエルみたい」
などと言われていますが、私も何かはわかりません。
たぶんモチーフになっている動物などはあるかと思いますが、鬼瓦やこま犬が何かわからないのと同じでしょう。

さて、そもそも何でこんな玄関にしたのかというと…
店を設計してくれた方にお願いしたのほ、「とにかく入りにくい入り口にして欲しい」でした。
酔っ払った勢いでは入りにくいというか、(おこがましい言い方になりますが)威厳のあるというか、ちょっといい服を着て行かないと入れてもられないような雰囲気、とお願いし他はお任せしました。

すると、こんな格好いい玄関になった訳です。


最近はいい感じに汚れてきて、年季が入ったような雰囲気も出できました。

ガーゴイルと共にこれからもっと格好よくなってくれることでしょう。




  


Posted by THE BARMAN at 18:00Comments(0)ガーゴイル