2012年12月26日

バーの道具

バーで使用する道具で何を連想されるでしょうか。


シェイカー、バースプーン、ブレンダー…


色々ありますが、今回ネタに上がるのはナイフとアイスピックです。

さてこの道具、他の道具との決定的な違いがあります。


「手入れ」
をしなければ機能が落ちるという事です。

つまり、ナイフとアイスピックは定期的に研がなければ使い物にならないのです。




私は研ぐのが嫌いでは無いので、少しでも切れなくなったりするとマメに研ぐ様にしています。

先ず荒砥と呼ばれる荒い砥石で、その後中砥で、そして仕上げ砥で仕上げます。


経験の浅い時はナイフの研ぎ方も解りませんでしたが、いろんな人に聞いたり研いでいるのを見たり盗んだりして、真似をし自分なりのやり方に変え今に至りました。

一番参考になったのは、やはりプロの研ぎでした。

包丁をプロの研ぎに出して、研いでるのを見せてもらってもいいかと頼み見せてもらいました。


今では自分の研ぎ方もまぁまぁ納得出来る時もあります。
和食の職人やプロの研ぎ師に比べると足元にも及ばないでしょうが…


ちなみにナイフ(包丁)は刃先が一番重要らしいです。




アイスピックも研がないと、先が丸くなり氷を割ったり削ったりしにくくなりますので研ぎます。

この様に鋭く。




手に刺さるとすぐに貫通するかもしれません(笑)


丸氷などを作る工程をYouTubeなどで見ると、削るで無く割っている様に見える動画が多いですが、鋭く尖ったアイスピックで削る様にする方がキレイな丸氷が出来るように思います。




私より若いバーテンダーはちゃんとナイフを研げない人も多いですが、お酒だけでなく道具の手入れの仕方も覚えて欲しいものです。。。  


Posted by THE BARMAN at 19:00Comments(2)BARのアイテム