2015年03月20日

突然の北欧からの来訪者に情け

先日の深夜にお客様が一組おられて、もうオーダーは無いということで片付け始めていた時に、金髪の背の高い男性が入ってきた。

僕はつたない英語で、「Sorry closed」と(汗)。

いいよ、わかった。でも、タクシーをお願い出来るかな?と、英語で言ったと理解できた(笑)。
ちょっと待って、と電話してタクシーをお願いすると15分ほど時間が掛かります、とのこと。
15分て、フィフティーンってちゃんと言わなきゃフィフティーっ聞こえたらどーしよ、とか程度の低いことを思いながら考えた末に…

Wait 10 minutes.(爆笑)

わかってもらえた様で、座っていいか?と椅子に座り、「突然の雨で頭も肩もすごく濡れたよ」と。
あぁ、それでタクシーに乗ろうと思ったのかと考えながら、きれいなハンドタオルを渡し、ミネラルウォーターもお出しした。


どこから来たの?と聞いたら。

Norway.

え、ノルウェー?
ノルウェーって何処だかわかりますか?
北欧、ヨーロッパの上の方くらいしか、私はわかりませんでした(汗)



ノルウェーって何かお酒あったっけとか、さすがに村上春樹のノルウェーの森とか知らないだろうなぁとか、なんか後に続く話をしようと思ったが出てこず(笑)
何か言おうと思い出てきたのが。

Business?(爆笑)

あれ、workでもよかったんだっけ?とか焦りながらの言葉も通じたみたいで、どうやら仕事で和歌山に来られたようだった。
東京→大阪→和歌山→京都→東京で帰ると言っていた。

そのあと、ノルウェー語って、どんなのですか?
と聞きたかったが、語学力の無い私にはレベルが高すぎて断念。
日本語はわかりますか?としか聞けなかった(汗)

するとつたない言葉で、「はい」、「いいえ」、「有難う」だけ言えるという。


そうこうするうちにタクシーが来て乗って行かれた。

はぁ、疲れた(笑)
英語がもっと出来れば…
と思ったが、いつも思うだけで(汗)


別にお客さんでも無いのに、思わず体が動いておもてなし?をしてしまったが、「情けは人の為ならず」巡り巡ってその情けは自分に返ってくると考えれば、少しは良いこと出来たかなと思いました。

ノルウェーに帰られて日本人は優しかったよと、と他の人に少しでも言ってもらえれば日本人として誉でございます。





  


Posted by THE BARMAN at 19:49Comments(0)その他